情報セキュリティ研究所の小山です。
第2回子ども塾の開催から3か月ほど経ち、
第3回eスポーツ子ども塾の開催ができました。
今回は日本eスポーツ連合和歌山支部会長
谷本翔太様を講師にお迎えし、
「和歌山におけるeスポーツと連合の取り組みについて」
「eスポーツから学ぶ社会に役立つソフトスキル」
についてお話していただきました。
谷本様は、12時ごろRIISの事務所に来られたので、
まず臼井代表に会ってもらい、
お二人で対談してもらいました。
対談の内容は、谷本様が、eスポーツを和歌山県内に広めるため、
センターを誘致しようと土地を探しているそうです。
臼井代表も競技場として、ハマブランカの跡地を検討したが、
条件が合わなかったのであきらめた。などの話をしたそうです。
しばらくすると、RIIS会員の西庄さんが来てくださり、
谷本様、臼井代表、西庄さんで食事をしてもらいました。
13時になったので、私と恵中さんは、会場に向かい、受付の業務に入りました。
13時30分頃から、徐々に親子連れの方が来られました。
前回は田辺方面のコロナ感染が拡大した時期だった為、
参加人数が少なかったのですが、
今回は今までで一番多い17名(保護者様含む)の方に
ご参加いただきました!
子ども塾開始までの間、
本日並行して行われている、
和歌山eスポーツ連合主催のGGSTの大会配信を
谷本様が会場のスクリーンに映して下さり、
参加者様に見ていただきました。
(下記画像3枚)和歌山eスポーツ連合Twitterより
14時になり、子ども塾が始まりました。
私は司会を担当させてもらい、次のような挨拶をしました。
・配布資料の確認
・今日のプログラムの説明
・アンケートのお願い
など
続いて、臼井代表より簡単な挨拶をしていただきました。
「こんにちは。
第3回の子ども塾にお越しいただき、
ありがとうございます。
私は、第1回のお話で、
いろんなスポーツカーを乗り回していたが、
先日、免許の返納をしてしまい、
めちゃ寂しくなったので、
これからは、レーシングゲームを楽しもうと思っていると
お話ししましたが、
谷本さんは、高齢者のためのeスポーツにも
力を入れようとされているそうで、
これからも、お世話になると思いますが、
よろしくお願いします。」
そして、谷本様のご講演前編
「和歌山におけるeスポーツと連合の取り組みについて」
のお話が始まりました。
まずは谷本様のプロフィール紹介がありました。
【名前】谷本翔太
平成2年2月2日生まれのため、
プレイヤーネームはZOROME222。
・和歌山県内にeスポーツを普及浸透させるため、
和歌山eスポーツ連合を設立された。
・これまで、大会の開催、高齢者・障碍者福祉士との連携や
SDGsの取り組みなど幅広い分野で事業を展開している。
・和歌山からeスポーツの世界を目指すべく、
県内唯一のeスポーツチームを運営し、
国内大会やアメリカラスベガスの大会に
参加し結果を残している。
・好きなゲームのジャンルはFPS・DCG・MOBA
とのことでした。
次にeスポーツについての説明がありました。
◆eスポーツとは
「eスポーツ(esuports)」とは、
「エレクトロニック・スポーツ」の略で、
広義には、電子機器を用いて行う娯楽、
競技、スポーツ全般を指す言葉であり、
コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦を
スポーツ競技として捉える際の名称。
日本でのeスポーツ
~日本では2018年がeスポーツ元年~
・しかし、日本はもともと世界からゲーム大国と言われており、
日本国内だけでゲーム市場は「約1.8兆円」あり、
今後の国内のeスポーツも
ますます成長していくことが予想されている。
とのことでした。
和歌山でのeスポーツ
~和歌山では2019年からスタート~
・国民体育大会の文化プログラムに
eスポーツが選ばれたことをきっかけに設立し、
茨城国体の和歌山代表決定戦を運営。
・大会やイベントの主催を行っている活動が認められ、
日本eスポーツ連合の和歌山支部へと昇格し、
現在の一般社団法人和歌山eスポーツ連合となった。
・和歌山県内でも少しずつeスポーツに対する認知と
ゲームに対するイメージが変わり、
今では協賛企業にスズキモーター和歌山、
サンレックス、アドベンチャーワールドが加盟している。
とのことでした。
和歌山eスポーツ連合の活動例
●大会 企画運営
オフライン大会
「GR YARIS杯」
クライアント:ネッツトヨタ和歌山
タイトル :グランツーリスモsports(SONY) など
優勝者の景品やトロフィーは、
和歌山県の特産品や、工芸品にするなどして、
eスポーツを通して
和歌山の文化や魅力を発信されています。
画像:和歌山eスポーツ連合より
https://www.youtube.com/@user-px2kz4lo9j/featured
●高齢者福祉コラボ事業
デイサービスのレクリエーションでeスポーツを活用
今注目されているSDGsの取り組みについて、
和歌山eスポーツ連合も対応されています。
その一例として、
和歌山県では白浜のアドベンチャーワールドが、
パンダバンブープロジェクトという
取り組みをされています。
※(里山を荒廃させてしまう竹を刈り取り、
それをパンダに与え、食べ残しを集成材とし、
様々な雑貨へ再利用するという取り組み)
和歌山eスポーツ連合は上記パンダバンブープロジェクトと
コラボレーションし、竹の集成材を使用した
アーケードコントローラー、
通称「竹コン」の開発を始めているとのことです。
体験コーナーは短い時間でしたが、
だんだんと2連鎖、3連鎖と
繋げられるようになる
参加者様もいました。
連鎖ができるようになってくると試合に有利になるので
楽しんでいただいている様子でした。
「eスポーツから学ぶ社会に役立つソフトスキル」
についてお話いただきました。
◆コミュニケーションスキル
【プロゲーマー選手の場合】
●ゲーム中に「くそー」「最悪」「ムカつくー」など、
”楽しくない言葉“は必要ない
●必要な言葉は、試合で“相手より有利になる言葉”
例えば、相手に倒された時に伝える言葉は、
「〇〇で」(場所)
「〇〇に」(相手キャラクター)
「倒されたから注意してね」
と伝えると、味方が有利に動えるようになる。
【学校・お家】
●友達や家族と話をする時でも、
普段から相手のことを考え、
お互い楽しい気持ちになれる言葉を使うと、
毎日が充実する。
●仕事をするようになると、
たくさんの人と関わることになり、
仕事を円滑に進めるためには、
”楽しくない言葉”は不要で、
作業に必要な情報を
端的に伝える力が求められる。
~ゲームプレイを通じてこの「コミュニケーションスキル」を身につけることができる~
◆マネジメントスキル
【プロゲーマー選手】
●プロ選手の練習方法
チームの目標「優勝する」
↓
チームの課題「〇〇〇」
↓
個人の課題「〇〇〇」
というように逆算して考え、
一つずつクリアしていく方法を取る。
課題をクリアしたかどうかは、
個人で判断するのではなく、
コーチが第三者目線でしっかりとチェックする体制になっている。
プロ選手はしっかりと目標を持って、
チーム、個人の課題をクリアし、
大会で優勝するという強い意志を持っている。
【学校・お家】
●学校の宿題をせずにゲームをして怒られる場合、どうすれば上手くいくか
●自分がしたいことを目標に設定して逆算すれば大丈夫
自分の目標「ゲームをする」
↓
宿題をする
↓
何時までにおやつを食べ終わって、
すぐに机に向かう
●このように、自分で一つずつ逆算した
課題をクリアしていくようにすれば
「ゲームをする」
という目標が叶う。
●大人になって仕事を頼まれた時にも、
目標から逆算して一つ一つ
クリアしていくことが大切
~ゲームプレイを通じてこの「マネジメントスキル」を身につけることができる~
◆情報リテラシースキル
【プロゲーマー選手】
●大会で勝つためには練習、戦略が大事になる。
今のゲーム環境を調べたり、
様々な情報やデータを収集して、
チームに還元するスキルが必要となる。
【学校・お家】
●スマホやPCには、サイバー犯罪がたくさんあり、
トラブルに巻き込まれないように、
ネットにある情報の中から正しい情報を選択していく必要がある。
●仕事をするようになるとPCを使う機会が増え、
間違ったネットの使い方をすると、
会社に大きな損害を与えてしまう可能性もある。
~ゲームプレイを通じて「情報リテラシースキル」を身につけ、
正しくネットを使うことができる~
アンケート結果を頂戴しました。
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