初めまして!
情報セキュリティ研究所の小山です。
8月9日(火)に第2回eスポーツ子ども塾を実施しました。
今日は、和歌山大学教職大学院教授 豊田充崇先生を講師にお迎えし、
「eスポーツを安全に楽しむためのリテラシー」
「eスポーツをより深く楽しむためのリテラシー」
についてお話していただきました。
まず、ご講演前編「eスポーツを安全に楽しむためのリテラシー」では、
◆野球人口384万人に対して、eスポーツ人口は480万人で
既に野球人口を超えており、これからもっと増えていくだろう
◆eスポーツのジャンルについて
・アクションシューティング系(フォートナイト、荒野行動、APEX)
・対戦アクション系(スマブラ、ストリートファイター)
・RPG系(リネージュ・リーグ・オブ・レジェンド)
・パズル系(ぷよぷよ、パズドラ等)
・レース系(マリオカート、グランツーリスモ)
・その他リズム系
ほとんどの参加者が、
普段から大体のジャンルのゲームをしているとのことでした。
●労働してお金を得ることは大変であり、実体の無いアイテムに課金をすることは
何の役に立つかを考え課金のしすぎには注意する。(“お金の価値”を実感する)
●無料でゲームをしていると、課金をしているプレイヤーより負けることが多い。
勝つまでゲームをやり続けるのか、ゲームをやめて他のこともしてみるのか等、
時間の使い方を考える。(“時間の価値”を理解する)
●長時間のゲームは視力の低下、姿勢が悪くなる、筋力・体力低下、
生活リズムの乱れで虫歯の増加、食生活の乱れ・ファストフードの増加に繋がるため、
このようなリスクがあることを理解しておく必要がある。(“将来の損失”を想定する)
●オンラインゲームを一緒にしている仲間にアイテムを買うことには注意しないといけない。
他の友人も欲しがった場合、買うとお金が無くなるし断ると悪口を言われるなどの
トラブルに発展する事もある。(“正しい友人関係”を構築する)
●ゲームのやりすぎで家族関係が悪くなったり、イライラすることが増える場合もある為、ゲーム以外でも楽しいことを見つける。(“将来のビジョン”を持つ)
参加者からは、「マナーを守りルールを決めて使用すればよいと思う」という
意見がありました。
また、チェックリスト「あなたはどれに当てはまる?」を配布しました。
一度チェックしてみてくださいね!
【次のマンガの会話を読んで何を話しているか分かりますか?➀】
【次のマンガの会話を読んで何を話しているか分かりますか?②】
この二つの漫画について・・・
次にトイレ休憩と、eスポーツの体験コーナーを行いました。
PCゲーム「ストリートファイターV」を参加者2名ずつで対戦しました。
操作も簡単で分かりやすく大画面で体験でき、楽しんでいただけたかと思います。
飛び入りで豊田先生にもご参加いただきました!
そして、ご講演後編
「eスポーツをより深く楽しむためのリテラシー(ゲームはどのようにできているか)」
についてお話ししていただきました。
●日本は世界各国の中でも1人用ゲームで遊ぶことや、ゲームと関わっている時間が長いのに対して、マルチメディア作品を自分で上手に作ることができると回答した生徒の割合が最下位であった。
●現在は小学校からプログラミング教育が行われており、2025年には大学入試共通テストに「情報」の科目が追加されることとなっている。
小学校でのプログラミング教育の映像を見ていただいた後、
参加者に意見をお聞きしたところ、
普段から家のパソコンでプログラミングソフト
「スクラッチ」を使用しているとの声が多かったです。
今後スクラッチでゲームを作りたいとの声もありました。
とても楽しい講座で勉強になりました。
ありがとうございました!!
*8/17夕方5時30分~
テレビ和歌山「6wakaイブニング」で
第2回eスポーツ子ども塾の様子が放送されました。
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